SIMTOWN井角町

 町づくりゲーミング

SIM TOWN【井角町】 

 井門 正美  著
  (著者ホームページへ)

A5判 246ページ 並製
定価 2700円+税

ISBN4-921102-10-4 C3037

目  次

第1部 SIMTOWN 【井角町】解説

  1.SIMTOWN 【井角町】とはどのような教材か
  2.【井角町】誕生の背景
  3.開発問題の構造的把握
  4.【井角町】の教材設計
  5.【井角町】の実践事例
  6.【井角町】における討論指導の仕方
  7.【井角町】を実践する前に

第2部 SIMTOWN 【井角町】KIT

  1.井角町紹介文
  2.井角町地図
  3.シナリオ集
  4.プロフィール集
  5.調査用紙・学習プリント
  6.参考資料

あとがき


  本書は、私のこれまでの実践による蓄積や【井角町】を授業等で活用してくださった先生方からの報告を基にし、前著に大幅に加筆しました。具体的に示しますと、前著では、シナリオは6つでしたが、今回は、新たに7つ加えて13のシナリオにしました。シナリオには、今日、私たちの周辺で起こっている、あるいは起こりうる社会問題を組み込んでいます。これに伴い、プロフィールも新しいシナリオに関係する人物(役柄)を30名加えました。前著では70名分のプロフィールでしたから、今回は100名分のプロフィールとなった訳です。
 これらのシナリオやプロフィールの多くは、参加した方々が作成したものを私が加除修正しました。参加者は、井角町にはこういう問題も起こりうるのではないか、こんな人物がいた方がよいのではないか、という観点から作成しています。そうして作成されたものを私がひとつひとつ確認し吟味して完成させました。すなわち、この【井角町】という教材は、実践への参加者や実践を指導された多くの方々の意見や提案を踏まえて再構成されていくという特色を持っています。このような自己組織的・自己修正的な過程を通して、教材としての精度が向上するものと考えます。ですから、本書は、これまで【井角町】と親しくお付き合いいただいた方々にも新たな提案をするものとなれば、何よりです。


著者プロフィール

井門 正美

(いど まさみ)
1955年群馬県に生まれる。早稲田大学社会科学部(1979年),立教大学社会学部(1982年)を卒業し,群馬県公立学校教員として沼田市立池田小学校,藤岡市立北中学校に勤務する。 1990年同職を辞し,上越教育大学大学院修士課程学校教育研究科に入学。 その後,筑波大学大学院博士課程教育学研究科を経て,現在,秋田大学教育文化学部助教授。博士(教育学)。
専攻は,学校教育学,社会科教育学,システム論。
主要著書に,『現代社会科教育論−21世紀を展望して−』(帝国書院 1994年)<分担執筆> 『問題解決力を培う  ロールプレイング・シミュレーション SIM TOWN【井角町】の授業』(NSK出版 1998年) 『社会科における役割体験学習論の構想』(NSK出版 2002年) 『国際化・情報化社会における心の教育』〔心の教育実践講座〕第10巻(日本図書センター 1999年)<分担執筆> 『21世紀の教育と子どもたち 第3巻 学びの新たな地平を求めて』(東京書籍 2000年)<分担執筆>などがある。



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